- iPad miniは、絵を描くためには小さすぎる?
- 買ってから後悔しないかな?
- スペック的な問題はないの?
- 今iPad mini5を買うのはありなの?
iPad miniは軽くて小さくて、持ち運びにとっても便利です。
だからこそ、外で絵を描いたり手軽に取り出せるデバイスとして魅力的ですよね。
大丈夫です。iPad miniは、快適にお絵描きするためのサイズ・スペックを備えています!
この記事では、iPadmini5を3年以上愛用する著者が、iPadmini5で本気で絵を描いてiPadminiの良さをお伝えします。
この記事でわかるのは、以下のことです。
- iPad miniで絵が描ける
- iPad miniで絵を描く際のメリット・デメリット
- iPad mini5を今買うのはアリなのか?
- iPad mini5のサポート期間について
今iPad mini5はどこで買えるの?
現在、iPad mini5はApple公式サイトでは新品を販売していません。
いまiPad mini5が欲しいなら、整備済製品を見るのが良いです。
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整備済製品は新品と変わりませんし、安さを優先するなら中古はかなりお買い得です。
iPadmini5だけでどの程度の絵が描けるのか?
iPadmini5と第1世代ApplePencilを使用して描きました。
こんな小さなiPadでも普通に描けるんだ!ということが伝えられたらと思います。
良いじゃん!と思ったら、おれつや(この記事の著者)のTwitterも見てくれよな!
使用したアプリはProcreate
iPadで人気の高い主要なお絵かきアプリは以下です。(他にもたくさんあります)
- アイビスペイント ・・・ 基本無料
- メディバンペイント ・・・ 基本無料
- CLIP STUDIO PAINT ・・・ 月額500〜1000円程度
- Procreate ・・・ 買い切り2000円程度
今回は、イラストアプリProcreateを使って絵を描きました。
Procreateは画面いっぱいをキャンバスとして使えるので小さい画面でも狭さを感じません。
画面の小さいiPad miniにはぴったりなアプリだと思います(著者がProcreate推しなだけです)。
参考としてCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を開いたときはこんな感じに。
クリスタは色々な機能の表示・非表示が切り替えられますが、ツールを畳んで非表示にすると、ツールを交換するときに数タップ動作が多くなるのが気になるところ。
用紙のサイズや解像度
Procreateで、以下の設定でキャンバスを作成しました。
- 用紙サイズ:A5
- 解像度:300dpi
レイヤー数
A5サイズ、解像度300dpiの時のipadmini5の最大レイヤー数は81枚です。
先ほどの絵は39枚のレイヤーを使って仕上げています。
iPadmini5で絵を描いて感じたこと
画面の大きさはもちろん小さいけど、必要十分なサイズ
確かに画面自体は小さいですが、iPadmini5は絵を描くのに十分なサイズです。
理由は2つあります。
- デジタルアートは拡大・縮小が自在。
- 1回の線のストロークの長さは、画面の大きさとは関係ない。
デジタルで絵を描く利点として、自由に拡大・縮小できることがあります。
また、画面サイズが変わっても、自分が描く線の長さは変わりません。
文字を書くのを想像すると分かりやすいです。
自分が書きやすい文字のサイズは、画面のサイズに関わらず同じです。
iPadminiは、線や文字を描写するのに十分な画面の大きさがあります。
よって、拡大・縮小して描けば自分が描きやすいサイズに調節できるため、iPadminiの小さな画面でも、僕は描きづらさを感じません。
でも描きやすさは人により違います。
12×16cmの紙に文字や線を描いてみて、小さすぎると感じないか、試してみましょう。
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小さくても描き心地は快適!
僕はiPadPro12.9インチ(第5世代)でも絵を描いています。
Proモデルと比較し、miniだから描き心地が落ちると感じたことはありません。
遅延もなく、さらさらっと筆が進みます。
「描き心地」に関して言えば、iPad本体のスペックよりも、ApplePencilを使うかどうかが大きいです。
iPadでのお絵描きにはApplePencilを強く推奨するぜ!
文字を書くだけなら、ApplePencilじゃなくて全然OKなんですけどね!
Proモーションディスプレイの有用性は大きいが個人的には必須ではない
今発売されているiPad miniには、プロモーションディスプレイが搭載されていません。
Proモーションディスプレイは、リフレッシュレートが高いディスプレイのことです。
リフレッシュレートが高いと、よりスムーズにヌルヌルと画面が動きます。
Proモーションディスプレイは一部のiPad Proにのみ、搭載されています。
Proモーションディスプレイ搭載機種 | iPad Pro(2017年発売モデル以降) |
Proモーションディスプレイ非搭載機種 | それ以外の機種 |
このProモーション、とても長いストロークで素早く線を描くと、ようやく違いがわかる程度の違いです。
絵を描く上でそんなに素早くペンを動かす場面はほとんどないから、おれ様的には必須機能ではないぜ。
iPadminiを使うデメリット
Procreateではレイヤー数が少ない場合がある
これはiPad miniのデメリットというよりも、お絵かきアプリProcreateのデメリットと言えるかもしれません。
Procreateはレイヤーの上限が、他のアプリに比べて少なく、レイヤー数はiPadの性能によって決まります。
Procreateを使う場合の、iPadの機種によるレイヤー数の違いは、こちらの記事で詳しく書いています。
iPadmini5ではA5、300dpiのキャンバスサイズでは最大レイヤー数は81枚です。
どうしてもProcreateを使いたいけど、レイヤーが足らないなら、iPad miniは諦めた方が良さそうです。
レイヤー数が多くなるのはiPad Proですが、スペックが高くなる分、お値段も跳ね上がります。
他のデメリットは特にないと思います
iPad miniすごく良いですよ〜。
iPadminiを使うメリット
常に小さなサイズで絵全体を見ることができる
絵を小さくしてみることには、2つの利点があります。
- 自分の絵を客観的に見ることができる
- スマホの小さな画面で見るのにより近い画面サイズ
自分の絵を客観的に見ることができる
絵描き目線で言うと、自分の絵全体を引いて見ることはとても重要です。
客観的に、自分の絵のおかしな部分を発見しやすくなります。
アナログでキャンバスに描いている絵描きが、立ち上がり、遠くから自分の絵を見ることがあるのを、なんとなくイメージできますよね。
デジタルの世界では、自分が動かなくても、iPadの画面の中でそれができるんだぜ。
スマホの小さな画面で見るのにより近い画面サイズ
昨今、描いた絵をSNSに投稿している絵師はたくさんいます。
iPad miniの画面は、他のiPadのどのモデルよりも小さいです。
そのため、意識しなくても、多くの人が見るスマホと近いサイズ感で、自分の絵を確認できます。
フォロワー目線で、自分の絵の見た目を評価しやすいサイズ感なんです!
同じ絵でも、サイズの大小で印象が変わる場合が、結構あります。
絵全体を多くの人が見る状態で確認することは「人に良いと思ってもらえる絵」を描く上で大切です。
「他人目線」を身につけることが上達にもつながるんだよな!←エラそう。
軽くて小さいから持ち運びしやすい
立ち寄ったカフェでのちょっとした隙間時間に、小さなiPadminiならさっと取り出せてさっと使い始められます。
混雑した電車やバスの中でも、小さなiPadminiは扱いやすいですよ。
iPad mini5と6を比較!iPadmini5を買うのは、ありです!ただし条件付き。
iPadminiは2021年に第6世代が発売されており、第5世代は型落ちになります。
その中でも2023年5月現在、iPadmini5を購入しても損しない理由は、サポート期間と安さです。
ただし「1ヶ月あたりの使用料金」という観点で考えると、iPadmini6も同等の値段なので、より長く使いたいならPadmini6が良いです。
iPad mini5のOSサポート期間は残り3年程度ある
iPad第1世代から全てのiPadを見ていくと、OSサポート期間は約7年です。
iPad miniの 世代 | 発売日 | OSアップデートの サポート終了年月 | 発売年からの OSサポート年数 |
---|---|---|---|
第1世代 | 2012年11月 | 2016年8月まで | 4年 |
第2世代 | 2013年10月 | 2021年4月まで | 8年 |
第3世代 | 2014年10月 | 2021年4月まで | 7年 |
第4世代 | 2015年9月 | 2022年秋まで | 7年 |
第5世代 | 2019年3月 | 2026年まで? | 7年? |
第6世代 | 2021年9月 | 2028年まで? | 7年? |
iPadmini5は、2023年から考えて、あと3年のOSサポート期間があることが予想できます。
OSサポート期間終了後も数年はセキュリティアップデートが提供されます。
よって少なくとも3年は最新のOSの状態で、その後も数年はセキュリティの心配することなく、iPadmini5を使うことができます。
最新機種に比べてとてもリーズナブル
iPadmini6とApplePencil第2世代を購入すると、10万円程度かかります。
一方、iPadmini5と第1世代ApplePencilの組み合わせは6万5千円くらいです。
中古だとその半額くらいで買えるものもあるぜ!
この値段で、少なくとも3年以上、OSを最新の状態で使用できることを考えると、まだまだ現役です。
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iPadmini6は高いけど高くない!iPadmini6を買った方がいい場合もあります。
現在、iPad mini5とiPad mini6の値段は以下の表のようになっています。
OSサポート期間はiPad発売から7年程度であり、iPadmini5、iPadmini6はそれぞれあと3年、5年あると予想できます。
iPadを購入した後、OSサポート期間まで使うと考えたとき、以下のような式で、購入費を使用月数で割り、1ヶ月あたりの値段として各機種の料金を計算してみました。
(本体料金+ApplePencilの料金)÷(OSサポート期間までの残り月数)
機種(残りOSサポート期間) | 64GBで月割り値段を比較 | 256GBで月割り値段を比較 |
---|---|---|
iPadmini5(残り48ヶ月) | 1319 | 1591 |
iPadmini6(残り72ヶ月) | 1370 | 1703 |
上表から、OSサポート期間まで使用し続ける場合、1ヶ月あたりの使用量はiPad mini5/6どちらでもほとんど同じです。
長期間(OSサポート期間終了まで)使用する前提なら、iPad mini6を選ぶのが吉。
iPad mini5とiPad mini6には、大まかに以下の違いがあります。
iPad mini5 | iPad mini6 |
---|---|
・画面7.9インチ ・A12Bionicチップ ・第1世代ApplePencil対応 | ・画面8.3インチ ・A15Bionicチップ ・第2世代ApplePencil対応 |
圧倒的にiPad mini6の方が性能面も使い勝手も良いです。
- 画面が大きいから、イラストアプリのツールを多く表示できる
- 絵を描く画面を大きく取れる
- 第2世代ApplePencil対応のため、充電し忘れがなくなる
- 新機種の方がリセールバリューが高い(使用後のiPadを高く売れれば、より安く買えたのと同じ)
まとめ:iPad miniで快適に絵を描けます!第5世代もまだまだ現役。
この記事では、iPadmini5での絵の描き心地、メリット・デメリット、型落ちのiPadmini5を買うのはありか?に対する結論を述べてきました。
iPad miniでも描き心地も良いし、サイズ感も絵を描くのに困りません。
ただし、初めてiPad miniを買うのであれば、サイズ感・実用性を確かめるという観点からも、コスパがいい第5世代が個人的にはおすすめです。
機能面で言えば、圧倒的にiPad mini6の方が優れているので、より高性能な小さなiPadを求めるなら、iPad mini6にしましょう。
iPadminiの購入を検討している方の参考になると嬉しいです。
では!
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